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Arsin & Meiyu 2_©MONOLOGUE FILMS.JPG

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ジャンルを超えた方々から届いた
推薦コメント

漢民族として長く暮らしてきた多民族地域・新疆という土地において、現代と伝統の時間的距離、内陸と沿海の空間的距離、そして現実と夢幻のあいだの精神的距離そのものです。シンプルでありながら豊かな初長編を完成させたジン・イーに、心から祝意を表します。

ビー・ガンさん (映画監督)

都会ではない夜空の少しかけた月を見ながら、

いつの間にか静かな水の流れの自然な音に耳をすませていた。

花や緑や水が、これみよがしでなく、

むしろ控えめに程よく格好つけて画面に現れる。

どこの国か考える間も無く少年と少女に目が釘付けに。

少年の残り毛糸で編んだようなのに微妙にセンス良く可愛いベストに心ひかれ、少女の佇まいも忘れ難い。

そして何より少年が手掛けた紙質までもが気になる、作りの丁寧な植物標本ノートを是非じっくり見たいというのが今の私の願いだ。

先のわからない不安の中で、改めて手付かずの自然のもつ美しさと強さに向き合った気がする。

原由美子さん (スタイリスト)

深い森の匂い、木漏れ日、清い水のせせらぎ、夜の闇と鳥や羊たちの声、、、都会へ旅立つ初恋の少女。すべてがゆっくりと流れゆく。

豊潤な自然の風景が、カメラワークと,まるでセリフのごとく語る、美しい音楽に彩られ、子供の頃厚い辞書にはさんで押し花をつくったあの時間を愛おしく想い出した。

丸山敬太さん (KEITA MARUYAMAデザイナー)

植物を通して世界を見る少年の静かな眼差し、少女との愛らしい時間。

詩を読む馬、廃校に描く植物画、かつて海だった草原での日光浴、すっぱそうな白いおやつ。

カザフ族の風習、刺繍、菩提樹の押し葉、アザミの棘、自分の顔の魚拓みたいなの。

彼の孤独が、全ての美しさを際立たせていく。

こんな男子に子供の頃に出会ったら恋に落ちるよ。

中西なちおさん (トラネコボンボン主宰・旅する料理人)

風や光を受けて芽生え、伸びて揺らぎ、いつしか枯れて、土に還る植物。

誰かに名を知られずとも、いつかとどこかへ静かに繋がる。

少年・アルシンの心の揺らぎは、彼が愛する植物のように、土地や時や文化を越えて、美しい生のきらめきを、やるせなさを、私たちの胸に確かに届ける。 

甲斐みのりさん (文筆家・エッセイスト)

誰の側にも存在する植物も、それを深く愛する人にしか見えない景色や、感じ取れない世界があるのではないでしょうか。

うつろいゆく、大切なものを留めておきたいという想いが、植物を丁寧に描き、美しく押し花として残す行為と重なり、せつない余韻を残します。

心を通わせた少女との出会いと別れを経て、少年は変わらず寄り添ってくれる自然の中で、自分を癒し、守り、少しづつ成長していくのでしょう。

映像と音楽の美しさが心をやさしく包み込む作品でした。

芝田美智子さん (ボタニカルアーテイスト)

少年アルシンが植物の観察を通して人生への向き合い方を模索する。

「僕らもアザミのように強くなるべきだ。しかし僕は彼女をトゲで刺したくない。」と言うセリフが印象的。

自然と人間の真の関係を詩的に映し出し、見る人の心に静かに問いかける感動作。

HIKARU SEINOさん (フラワーアーティスト)

新疆の美しい風景の中でピュアなドラマが展開される中、不意に訪れるファンタジックな瞬間が素晴らしい。これまでの中国映画では見たことがなかった驚くべき才能の登場だ。

市山尚三さん (東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
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