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2023年7月16日に、私たちの願いも虚しく、

ジェーン・バーキンさんがご逝去されました。

ジェーンさんが私たち日本人に注いでくれた愛を、私たちは決して忘れません。

 

また本作のプロモーションのために、

お母様の看護の合間を縫って時間を割いてくださった

シャルロット・ゲンズブールさんにもお礼を申し上げたいと思います。

 

​ジェーンさんのご冥福をお祈りいたします。

Le 16 juillet 2023, Mme Jane Birkin est décédée, malgré tous nos vœux.

Nous n'oublierons jamais l'amour que Jane nous a témoigné,

à nous les Japonais.

 

Nous tenons également à remercier Mme Charlotte Gainsbourg

d'avoir pris le temps de s'occuper de sa mère pour nous permettre de promouvoir ce film.

 

Nous prions pour que Jane repose en paix.

On July 16, 2023, Mme. Jane Birkin passed away, despite our best wishes.

We will never forget the love that Jane poured out to us Japanese.

 

We would also like to thank Mme. Charlotte Gainsbourg for taking time out from nursing her mother for us to promote this film.

We pray that Jane will rest in peace.

JANE
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ジェーン・バーキン

Jane Birkin

1946年12月14日、ロンドンのメリルボーン地区生まれ。

1960年代後半にフランスに定住し、その後フランスに帰化した。俳優・女優・監督・脚本家と、多彩な顔を持つ。

 

1965年にリチャード・レスターの『ナック』で、シャーロット・ランプリング、ジャクリーン・ビセットらともに端役で映画デビュー。この映画音楽を担当していたジョン・バリーと18歳で結婚、長女ケイトを出産したが、その結婚生活は数年で終焉を迎える。

 

1968年にフランスに渡り、『スローガン』で、フランスで絶大的な人気を誇っていたアーティスト、セルジュ・ゲンズブールと共演。この映画がきっかけとなり、二人は事実婚関係となった。こうして伝説的なカップルが誕生する。翌年には二人のデュエットによる、反社会的な性表現が一世を風靡した問題曲『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1975年には映画化も)を発表。全英ヒットチャートナンバーワンを記録するものの、全世界的に放送禁止曲になるなど、物議を醸した。併行して、セルジュの巧みなプロデュース力により、ジェーンはヌーディな装いで度々人前に出るなど、性的な関係を全面に打ち出した過激なカップルとしてのイメージを定着させていった。1971年に次女シャルロット・ゲンズブールが誕生するも、度重なるセルジュの酒乱によるDV行動から逃れるように、彼女はセルジュとシャルロットの元を離れることになる。しかしセルジュの晩年には関係を修復し、1991年に彼が病死するまで交流は続いた。

 

1980年代に入ると、『ラ・ピラート』や『ポネット』のジャック・ドワイヨン監督と事実婚関係となり、三女ルーが生まれる。ドワイヨンは、ジェーンとの関係をモデルにしたとされている『愛されすぎて』(1992)を、シャルロット・ゲンズブールとイヴァン・アタルを主演に迎えて発表。この映画の内容をめぐって二人の関係は悪化、ジェーンはドワイヨンの元を去っていった。一方、シャルロットとイヴァンはこの作品の前後に親交を深め、現在に至るまでパートナー関係を継続している。

 

この頃から彼女はセルジュとのレパートリーを中心に音楽活動にも力を入れ始め、またそのイメージも白いシャツにジーンズ、コンバースのシューズといったシンプルでナチュラルなスタイルに転じていった。このスタイルが日本のファッション誌にも頻繁に取り上げられるようになると、同時にジェーンのライフスタイルにまで関心が高まり、日本での人気も定着していった。

 

ジェーンは大の親日家としても知られ、コンサートや映画のプロモーションだけでなく、プライベートでも頻繁に日本を訪れ、東日本大震災の時はわずか20数日後に被災地に慰問に訪れている。2018年には春の叙勲で旭日小綬章を受賞。

 

1998年には白血病と診断され、2013年には再発が伝えられた。ちょうどこの頃、長女のケイトが自宅の庭で転落死しているところが発見された。2022年にはフランスのメディアに軽い脳卒中にかかっていることを告白。この前後から長い休業に入る。2023年に入ると、3月には本作がドキュメンタリー作品賞にノミネートされていたセザール賞に、シャルロット・ゲンズブール、孫娘のアリスと共に久しぶりに公の前に姿を現した。しかしその様子は決して病を克服した人物とは明らかに印象を異にするものだった。その後6月に予定されていたパリ・オリンピア劇場でのコンサートをキャンセル。他の都市で予定されていた公演も全て取りやめとなっている。世界のファンやメディアからは、ジェーンの病状を案じ、早い復帰を望む声が高まっている。

主な出演作品

1965 『ナック』

1966 『欲望』

1969 『太陽が知っている』

    『スローガン』

    『カトマンズの恋人』

1970 『ガラスの墓標』

1973 『ドンファン』

1975 『麗しのカトリーヌ』

    『仮面/死の処方箋』

1976 『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』

1978 『ナイル殺人事件』

1981 「放蕩娘」La fille prodique

        『エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々』

1982 『地中海殺人事件』

1983 『愛しのエレーヌ/ルルーとペリシエの事件簿』

1984 『ラ・ピラート

1986 『悲しみのヴァイオリン』

1987 『右側に気をつけろ』

    『ふたりだけの舞台』

1988 『カンフー・マスター!』

    『アニエスV.によるジェーンB.』

1990 『ダディ・ノスタルジー』

1991 『美しき諍い女』

1995 『百一夜』

1997 『恋するシャンソン』

2017 『彼女とTGV』(Amazon Prime)

2022 『ジェーンとシャルロット』

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CHARLOTTE

シャルロット・ゲンズブール

Charlotte Gainsbourg

1971年7月21日、母の生誕の地と同じロンドン・メリルボーンで生まれた。俳優・アーティスト・映画監督。父はフランスを代表する伝説的ポップスター、セルジュ・ゲンズブール。母も60 - 70年代のファッションアイコンとして一世を風靡したスター俳優・シンガーのジェーン・バーキン。

 

1984年にカトリーヌ・ドヌーブ主演『残火』で映画デビュー。1985年には、彼女にとって義父に当たるジャック・ドワイヨン監督の『イザベルの誘惑』にも出演。

特に1986年に初主演したクロード・ミレール監督の『なまいきシャルロット』は、等身大の少女を実名で演じて大ヒットを記録、社会現象となった。彼女が映画の中で着たオーシバルのバスクシャツは飛ぶように売れ、街にはシャルロットに影響された少女が溢れ、翌年にはシャルロットの誘拐未遂事件にまで発展した。

 

日本では1988年に『シャルロット・フォー・エヴァー』の公開で初めて彼女の存在が知られるようになり、当時日本で大流行していたフランスのファッションブランド、レノマのキャンペーンモデルに、父セルジュと共に起用された。

その後1989年に『なまいきシャルロット』がようやく日本でも初公開。一気にシャルロット人気が加速していった。

映画のプロモーションとしては、1990年に『小さな泥棒』、2003年に『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』でと、少なくとも2回の来日を果たしている。

 

1991年にエリック・ロシャンの『愛を止めないで』で共演したイヴァン・アタルと、その後事実婚関係になり、一男二女をもうけた。

 

音楽家としては、1984年のセルジュ・ゲンズブール プロデュースによる『レモン・インセスト(Lemon Incest)』でデビュー。1986年にはアルバムもリリースしている。

2006年にはナイジェル・ゴッドリッチプロデュースによる『5:55』が世界的にヒット、本格的にアーティストとして評価されることになった。

2009年にベックのプロデュースによる『IRM』をリリース。このアルバムも高く評価され、彼女の音楽家としてのポジションは決定的となった。

 

2007年には休暇中に頭部に大怪我を負い、『アイム・ノット・ゼア』のプロモーションで来日予定だったが、急遽訪日を中止した。

主な出演作品

1984 『残火』

1985 『イザベルの誘惑』

    『なまいきシャルロット』

1986 『シャルロット・フォー・エヴァー』

1987 『アニエス・V.によるジェーン・B.』

    『カンフー・マスター!』

1988 『小さな泥棒』

1990 『太陽は夜も輝く』

1991 『メルシー・ラ・ヴィ!』

1992 『愛されすぎて』

1996 『ラブetc』

1999 『ブッシュ・ド・ノエル』

2000 『フェリックスとローラ』

2001 『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』

2003 『21g』

2006 『恋愛睡眠のすすめ』

2007 『アイム・ノット・ゼア』

2009 『アンチクリスト』

2011 『メランコリア』

2013 『ニンフォマニアック』

2014 『サンバ』

2015 『誰のせいでもない』

2021 『ジェーンとシャルロット』

2022 『午前4時にパリの夜は明ける』

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